ちくさの「もんちゃんたまご」
宍粟市千種町、虎猫編集室と同じ集落にある「春名養鶏場」。昭和42年に父が始めた養鶏場を26歳で受け継いだ門治郎さんと由紀子さんが、今も新鮮な卵を届け続けています。
宍粟市内のスーパーマーケットや産直、道の駅など、あちらこちらに並んでいて、宍粟市の人にはきっとなじみ深い「門治郎たまご」。「もんちゃん」という門治郎さんの愛称から、近隣では親しみを込めた「もんちゃんたまご」という名前で呼ばれています。
愛情をかけて育てた鶏たちの産む卵
鶏の品種はボリスブラウン。アメリカ生まれのこの子たちは、たまごをたくさん産んでくれ、気性も穏やかで育てやすい品種です。人にもよく懐くそうで、実際に門治郎さんが鶏舎に入ると鳴き声がひときわ大きくなります。
当たり前のことを手を抜かず当たり前に。そうやって50年販売している卵。特に工夫はしていないといいますが、清らかな空気とおいしい水に囲まれた千種で育った鶏の産む卵は、こんもりと色濃く、生臭さが一切ありません。
門治郎さんたちの朝は早朝6時に始まります。ニワトリにエサを与え、健康管理し、採卵。その合間を縫って、配達に出かけ、直接卵を買いにきたお客様の対応も。家に帰ると、夜8時近い日もあるとか。
トウモロコシがふんだんに入った良質なエサを与えるという門治郎さん。昨今の原価の高騰はかなりの痛手だと言いますが、毎日食べるものだからとできる限り買いやすい価格を維持しているそうです。
遠くからわざわざ買い求めにくる常連客も多い「門治郎たまご」。直売所は配達などで不在の時もあるので、事前にご確認を。
information
春名養鶏場
住所/宍粟市千種町七野261 地図
電話/090-2381-4880
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